公衆の面前で少女を残忍に殺害、周囲は傍観 インド首都

File pic of Delhi police tape

画像提供, Getty Images

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インドの首都デリーの警察は、公衆の面前で友人少女(16)を刺し殺した疑いで、男性容疑者(20)を逮捕した。

犯行を記録したとされる映像では、容疑者が少女を繰り返し凶器で刺し、大きな石で頭部を押しつぶしている。それを多くの人が眺め、わきを通り過ぎている。

この映像はインドでみるみる拡散され、ソーシャルメディアでは怒りの声が沸き起こっている。

警察によると、事件は28日に発生。少女と容疑者は恋愛関係にあり、事件の数時間前に口論していたとされる。

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警察幹部のラヴィ・クマー・シン氏がインドのANI通信に話したところでは、少女は友人の息子の誕生パーティーに向かっていたところを襲われたという。

デリー首都圏政府のアルヴィンド・ケジリワル首相は、今回の殺人事件について、「非常に悲しく残念」とツイート。「犯罪者は怖いもの知らずになっており、警察に対しても恐れていない」とした。

デリー女性委員会のスワティ・マリワル委員長は、「犯行は監視カメラが捉えていた。何人かがこれ(犯行)を見たが、気にしなかった。デリーは女性と少女にとって極めて危険な場所になっている」とANI通信に話した。

国家女性委員会のレイカ・シャーマ委員長は、今回の犯罪はデリーの人々の「無神経さ」を示していると主張。

「事件が起きたとき、その場には何人かいたが、誰も少女を助けようと行動しなかった。この事件は迅速に審理され、できるだけ早期に判決が出されるべきだ」と述べた

Screen grab from the CCTV footage
画像説明, 監視カメラに記録されていた犯行場面。映像はソーシャルメディアで拡散された
Presentational white space

おぞましい犯罪が発生し、そばにいた人たちが無関心だとして非難された事案は、インドでこれまでもあった。犯罪現場で人々は被害者を助けず、ただ見ていたり動画を撮影したりしていたと批判されたケースもあった。

2012年12月にデリー市内を走行していたバスで、理学療法を学んでいた女子学生(23)が集団レイプされ、その後死亡した事件でも、今回と同様の怒りや社会としての内省がみられた。

当時、女子学生と一緒にいて暴行を受けた男性は、2人ともけがをして出血していたものの、25分間くらい誰も立ち止まらず助けてくれなかったと、事件後に振り返った。