吸入型の新型ウイルスワクチン、中国が緊急使用を承認 世界初

画像提供, Getty Images
Published
中国国家薬品監督管理局は、同国のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物股分公司)が開発した吸入型の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認した。カンシノ・バイオロジクスが4日に明らかにした。吸入型の新型ウイルスワクチンについて、使用が承認されたのは世界初。
吸入型ワクチン「Convidecia Air」には、注射型ワクチンと同様の成分が含まれる。新型ウイルスの遺伝子コードを無害なアデノウイルスを使って体内に入れ、ウイルスと戦う方法を覚えさせる。
カンシノ・バイオロジクスは、霧状のワクチンを一度吸入しただけで十分な予防効果が得られるとしている。
臨床試験では、ワクチン接種歴のある人の防御力をさらに高めることが示唆されている。
<関連記事>
- 新型ウイルスワクチン、将来は飲み薬に? 最新研究を取材(2021年7月)
- 異なるワクチンの組み合わせ接種も「高い予防効果」=英研究(2021年5月)
- 中国、ワクチン接種が10億回突破 世界の3分の1(2021年5月)

一方でイギリスやアメリカなどの研究者たちは、鼻腔内に噴射するワクチンの研究を進めている。科学者たちによると、新型ウイルスの通常の侵入経路である鼻の粘膜や上気道の免疫力を高められる可能性があるという。
こうした中、英イングランド、ウェールズ、スコットランドでは新たなブースター(追加免疫)接種プログラムが開始されている。
イギリスでは感染者数が減少しているものの、保健当局はこの秋から冬にかけて新型コロナウイルスとインフルエンザが再流行すると予測。対象者に対し、ワクチンを接種して重症化から身を守るよう呼びかけている。










