ニュージーランドのスーパーで6人刺され負傷、犯人射殺 「ISの影響」と

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ニュージーランド・オークランドで3日、スーパーマーケットで少なくとも6人が刺される事件があった。警察は「凶暴な過激派」の犯人を射殺したと発表した。
ジャシンダ・アーダーン首相は記者会見で、事件を「テロ攻撃」と呼んだ。犯人はスリランカ国籍で、以前から当局の監視下にあり、過激派勢力「イスラム国(IS)」の影響を受けていたという。
アーダーン首相によると、犯人は事件発生から60秒後に警察に射殺された。
首相は「きょう起きたことは卑劣で、不愉快で、間違ったことだ」と述べる一方、「事件は個人が起こしたもので、信仰によるものではない」と語った。
事件のあらましは
事件は3日午後、ニュー・リンのショッピングセンター「リンモール」内のスーパーマーケット「カウントダウン」で発生した。
犯人は店内に入ると、陳列棚にあったナイフを取り、攻撃を開始した。監視チームは常時、近くにいた。
ニュースサイト「Stuff NZ」は目撃者の話として、スーパーマーケット内は一時、パニック状態になったと報じた。
インターネットに投稿された動画には、慌てふためく買い物客が店内から走り出る様子が映されている。
この目撃者は、「大勢が動揺して逃げ出して、おびえて叫んでいた」と説明。高齢の男性が刺されて倒れているのを見たと言う。
犯人について分かっていること
犯人の身元は、裁判所による命令のため、公表されていない。
アーダーン首相によると、この犯人は2011年10月にニュージーランドに入国。2016年に国家安全保障上の注意人物となった。その主義主張に懸念があるとして定期的なモニタリング対象となり、厳しい監視下におかれた。複数の当局に存在を把握され、テロリスト監視リストにも含まれていた。
犯人の動機についての質問にアーダーン首相は、「ISに触発されたもの」と答えている。
厳しい監視下にあったにもかかわらず、なぜ6人の負傷者を出すまでこの犯人の行動が制限されなかったのか、疑問の声があがっている。
アンドリュー・コスター警視総監は、「現実問題として、誰かを24時間365日監視していても、常にすぐ隣にいられるわけではない。当局職員はできるだけ早く現場に介入し、恐ろしい状況下で被害者が増えるのを阻止した」と語った。
また、犯人は監視の目に敏感だったため、距離を取っての行動が望ましかったと付け加えた。
今後の危険性はあるのか
コスター総監は、当局は今回の事件が単独犯によるものだったと確信しており、地域にこれ以上の危険性はないと述べた。
事件のあったスーパーマーケットは当面、閉鎖される。
ニュージーランドでは2019年、クライストチャーチにあるモスク(イスラム教礼拝所)2か所で白人至上主義者による銃撃事件があり、ムスリム51人が亡くなる事件があった。





