イタリアの島で32年独り暮らしの男性、転出へ

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イタリアの島で32年間、独りで暮らしてきた男性が、当局の働きかけに折れ、島を出ることになった。
マウロ・モランディさん(81)は1989年に、イタリア・サルディーニャ島の北方にあるブデッリ島に移り住んだ。ピンク色の海岸で有名な美しい島だ。
しかし昨年、島の所有者側から転居を求められた。
モランディさんは25日、「ブデッリが将来、私が32年間保護してきたように保護されると期待しながら、ここを去る」とフェイスブックに投稿した。
文明から離れて
元体育教師のモランディさんは2018年、BBCアウトルックの取材に、自分は「いつもちょっとした反逆者だった」と話していた。
「社会の多くのことにうんざりしていた。イタリアの大量消費主義や政治情勢などに」
「文明から離れ、(南太平洋の)ポリネシアの孤島に移住すると決めた。自然に近い新生活を始めたかった」
モランディさんと友人らは航海に出て、イタリアのマッダレーナ諸島に上陸。そこで働き、航海を続ける資金を得る計画を立てた。
しかし、ブッデリ島を訪れたモランディさんは、島の管理人が退職間近だと知ると、そこに残ることを決めた。以来、この島で暮らし、島を管理し、観光客を案内してきた。

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だがここ何年間かは、島から出るよう強く求められていた。
マッダレーナ諸島国立公園のファブリツィオ・フォネス代表は昨年、米CNNの取材で、モランディさんが住居としている小屋を違法に改造したと話した。小屋は第2次世界大戦中、無線基地として使われていた。
モランディさんが島に残れるようイタリア政府に許可を求める請願には、7万人以上が署名した。
しかしモランディさんは25日、島を離れる決意を表明。マッダレーナ諸島の近くの島の小さなアパートに移り住むと、英紙ガーディアンに語った。
「私の暮らしは大きくは変わらない。これからも海を見て暮らす」





