ドイツ極右政党、州議会選で「メルケル首相の与党下し」第2党に

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ドイツ中部テューリンゲン州で28日、議会選挙が行われ、アンゲラ・メルケル首相率いる与党「キリスト教民主同盟(CDU)」が第1党から第3党に転落した。一方、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」がCDUを抜き、第2党に躍進した。
出口調査によると、AfDは得票率23.4%と、5年前の前回選挙の10.6%から2倍以上の支持を集めた。これに対し、CDUは33.5%から22.5%に大きく下げた。
第1党は連立与党の左翼党(28.7%)で、前回からわずかに得票率を増やした。
また、連立与党に参加している社会民主党(SPD)は12.4%から8.5%へと支持を減らした。緑の党は5.4%だった。
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BBCのデイミアン・マクギネス記者は、テューリンゲン州での選挙結果は今後、国政に影響を与える可能性もあると指摘している。
特に、連邦政府で連立与党を形成しているCDUとSPDにとっては打撃で、苦戦している両党党首の立場がさらに悪化するとみている。
なぜAfDが与党をおびやかしているのか
今回の選挙でCDUの第1候補のマイク・モーリンク氏は州都エアフルトでの会見で、「これはテューリンゲンと民主中道派にとって苦い結果だ」と語った。
「自分たちはこの民主中道派のために戦ったが、過半数を得られなかった」

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2013年に反欧州連合(EU)政党として発足したAfDだが、その後、標的を移民とイスラム教に大きく転換し、2015年の移民危機の際に支持を確立した。
テューリンゲン州代表を務めるビョルン・フッケ氏は、ベルリンにあるホロコースト記念碑は「恥のモニュメント」だと発言し、ユダヤ教指導者や他党から批判を受けたことがある。
フッケ氏は28日、支持者に向けた演説で、「太陽は東から昇っている。我々はもうすぐこの太陽でドイツ全てを照らすことができる」と語った。
「我々はドイツ東部を(AfDのイメージカラーの)青に染めた。あと数年もすれば、我々がドイツ国民全ての政党になるだろう」
AfDは2017年に行われた総選挙腕12.6%の支持を得て初めて連邦議会に議席を獲得。ナチスの過去に敏感なドイツの政治家に衝撃を与えた。
ドイツでは今月、シナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)を銃撃犯が襲い2人が死亡する事件があり、政府は過激派右翼や反ユダヤ主義者、右翼テロリズムなどによる脅威が高まっていると警告した。
左派は勢いを取り戻せるのか
テューリンゲン州のボド・ラメロウ州知事(左翼党)はテレビ番組で、左派は「明らかに力を付けている」と語った。
ロイター通信によると、ラメロウ氏はこの番組で、「左翼党は明らかに信任されたし、私は職務を始めるつもりだ」と語った。
しかし、2014年の前回選挙から得票率を伸ばしたものの、連立相手のSPDが議席数を落としたため、左派連立を形成するには議席が足りない状況だ。
CDUは先に、左翼党とは協力しない姿勢を示している。また、AfDと連立しようという政党は出ていない。





