「イスラム国」 同行の子ども8人をシリアから救出 豪政府

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オーストラリア政府は23日、親に連れられて武装組織「イスラム国(IS)」に加わるなどした子ども8人を、シリアの難民キャンプから避難させたと明らかにした。
オーストラリアのメディアによると、豪政府は援助団体と連携し、ひそかに行動を取った。
スコット・モリソン首相は、子どもたちが「暗く複雑な」状況から解放されたと認めた。
「子どもに罪はない」
モリソン氏は、「親が子どもたちを戦地に連れて行き、危険にさらすのは、卑劣な行為だ。親の罪について、子どもたちが処罰されるべきではない」と述べた。
また、今回の行動は「軽々しく」決断されたわけではないと説明した。
モリソン氏は今年初め、シリアからオーストラリア国民を連れ出すために、多くの命を賭けることはしないと主張していた。
子ども2人は空爆で死亡
今回避難させた子どもには、2014年にオーストラリア人の母親タラ・ネトルトン氏によってシリアに連れて行かれた子ども5人のうち3人が含まれている。
5人の子どもたちは、すでにオーストラリアからシリアでISに加わったIS父親カレド・シャルーフ戦闘員と合流。戦闘員はその後、斬首された人の頭部を子どもに持たせ、その写真をインターネットで公開し、激しい非難を浴びた。
ネトルトン氏は2015年、虫垂炎による合併症で死亡。シャルーフ戦闘員も2017年、子ども2人と一緒にシリア・ラッカ近郊への空爆で死亡したとされる。残された子ども3人は孤児となり、シリアの難民キャンプに収容されたとみられる。

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この3人をオーストラリアに連れ戻してほしいと、豪国内で運動を始めたのが、ネトルトン氏の母親キャレン氏だった。
キャレン氏は今年初め、豪ABCテレビのドキュメンタリー番組の企画で、16歳と17歳になっていた孫娘たちとシリアのアルハウル難民キャンプで再会。その際、孫娘2人はオーストラリアへの帰国を望んでいると述べていた。
最年長の孫娘は、シリアに連れて行かれた後、13歳のときに父親の戦闘員仲間と結婚。現在は2歳と3歳の子どもの母親で、3人目を妊娠している。孫娘は2人の子どもと一緒に避難したとみられる。
外国の子どもは2500人超
今回避難させた子どもの残り3人は、メルボルン出身のIS戦闘員の孤児とされる。
ISの崩壊後、IS戦闘員となった自国民を各国政府がどう処遇するかをめぐって議論が起きている。
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研究者によると、2013年4月~2018年6月の間に、80カ国の計4万人以上がイラクとシリアでISに参加したとみられるという。
国際援助団体セーブ・ザ・チルドレンは今年初め、シリアの難民キャンプで2500人以上の外国出身の子どもを見つけたと発表している。










